ARYURVIST

column column

アーユルヴェーダのレシピ

夏のアーユルヴェーダ
スパイス学

2016年08月19日

夏は火のエネルギー、ピッタが上昇する季節です。

熱が体内にこもり、消化不良(疾患)、胸やけ、胃酸過多、食欲不振、
便秘、下痢、熱、胃の疲れ、気性が激しくなり、イライラしやすく、
攻撃的な傾向が高まり、不眠や暴飲暴食となりやすいと言われています。

今回はそんな夏の不調を和らげるスパイスをご紹介します。

【カルダモン】
すっきりとした豊かな香りで、チャイに入っているスパイスです。
効能は、・味覚をよくする ・消化力増進剤 ・咳 ・排尿困難
・吐き気 ・脂肪燃焼 ・疲労回復 ・整腸効果 ・体温を下げる
など。また、脳内の酸素不足を解消することから
・意識を鮮明にさせる ・眠気を取る ・ダルさの解消
にも効果的です。

お茶と一緒に煮出したり、お肉の煮込みにパラリと入れるのがおすすめです。

【コリアンダー】
大人気のパクチーは、葉も種も非常に優れた効果がたくさん。
・血液浄化作用 ・発汗作用 ・利尿作用 ・駆風作用
また、消化や泌尿器の不調を緩和する効果が高いです。

お肉やお魚に生の葉をたっぷりと乗せたり、種を水につけて
3、4時間おいたお茶を飲むのもいいですね。

【ターメリック】
カレーには欠かせないターメリック。インドでもターメリックがたっぷり入っている
カレーは常温でも数日は安心して食べられるそうです。
日本ではウコンとしてお酒を飲む方に人気ですね。
天然の抗生物質としての作用にすぐれているほか、消化も促進します。

・刺激作用 ・血液浄化 ・外傷治癒 ・殺菌

水で溶いたターメリックペーストをミルクを混ぜたゴールデンミルクは、
高血圧や美肌、アンチエイジング、便秘解消などに効果抜群!
私は鶏肉に小麦粉と同じ要領で全体にターメリックをかけて
パリッと焼いたのが大好きです。
カレー粉より大人っぽくほろ苦いおいしさ、癖になりますよ。

そしてピッタは唐辛子はとても良くないとされています。
夏は唐辛子たっぷりな食べ物で汗を出したくなりますが、ますます体内に
熱がこもり、消化力が落ちてしまいますのでなるべく控えましょう。

スパイスと上手に付き合って、夏の不調を乗り越えていきましょうね。

*アーユルヴェーダから生まれたコスメティクス ARYURVIST*