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アーユルヴェーダの知恵

春のアーユルヴェーダ
スパイス学

2017年03月28日


春は水のエネルギー、カパが強まる季節。

だるさやむくみ、長時間の睡眠、アレルギー性鼻炎などはこの強まったカパが引き起こす症状です。

アーユルヴェーダでおすすめしているこの季節のスパイス、活用法をご紹介いたします。

● 生姜
血行促進、発汗、去痰、風邪、解熱、免疫力向上、肩こりや腰痛の緩和などの効能があります
カパに大切な温める、という作用があるためこの季節は特にたっぷりと摂りましょう。
ジンジャーティー、ドレッシングやお味噌汁に入れてもいいですね。
体を冷やすお豆腐を食べるときは多めにかけてみてください。

● 黒胡椒
 血液浄化にたいへん優れ、代謝促進、抗菌作用、消化促進、塩分排出などの効果が。
生姜と一緒にお茶に入れたり、またどんな料理にも合いやすいのでパラリとかけていただきましょう。
辛味に強い人はホールのまま肉の煮込み料理やカレーに入れて、地雷感を楽しんでも!

● ターメリック
抗酸化作用、抗ヒスタミン作用があるためアレルギー改善効果、アンチエイジング、抗菌、コレステロール減少などの効果が期待できます。
カレーはもちろん、ミルクと一緒に温めてゴールデンミルクにして飲んだり、お肉を焼く際に衣のように薄く全体的にまぶすのもおすすめです。
カレー粉と違ってほろ苦い大人の美味しさなので、意外と様々な料理に合いますよ。

● 唐辛子
新陳代謝の向上、脂肪分解、発汗作用、発毛効果、便秘解消、疲労回復、食欲増進などの効果が。
カパに必要な刺激を与えてくれます。
あまり摂りすぎるとピッタ(火のエネルギー)が上がり、胃が荒れやすくなるので注意が必要です。

● はちみつ
スパイスではないですが、はちみつはカパを弱めてくれる唯一の甘味です。
ただし、大切なのは非加熱のはちみつを摂ること。
アーユルヴェーダでは、温めたはちみつにはアーマという毒素が出るとされています。
料理には使用せず、できればそのままの温度で摂るようにしましょう。
胡椒や生姜、シナモンなどとまぜて舐めるのがいちばんおすすめです。

身近なスパイスを上手に取り入れて、春を快適に過ごしましょう。