アーユルヴェーダのレシピ
先日アーユルヴェーダでは、人の体質は大きく3種類ある、とお話ししましたが
1年の季節にも、同じく3種のエネルギーが交互に強くなると言われています。
いまは立春を迎え、ヴァータ(風)からカパ(水)に移り変わろうとしているとき。
カパ体質の人以外もみんながカパが上がりやすくなるんです。
カパ(水)の特徴は
骨太でがっしり、色白でしっとり肌
マイペースで落ち着きがあり、精神が安定。寛大で癒し系タイプ
ですが、カパが上がりすぎてしまうと
太りやすく、執念深くなりがちになり、だるさや眠気が取れずに鬱病を引き起こすことも。
またアレルギー性鼻炎、気管支炎、糖尿病にもなりやすくなってしまいます。
春に眠気が強くなり、花粉症になったり、五月病にかかるのは
このカパのせいだったのですね。
この理論が5千年前のインドで確立されていたなんて、本当に驚きです。
さて、このカパを抑えるためにできることは。
行動としては、
・早起きする
・ドライマッサージ(乾布摩擦)
・朝のシャワー(朝の長風呂はやめましょう)
・なるべく外出
・鼻うがい
など、なるべく刺激のある生活をしましょう。いつもと違う道を通るのもいいですね。
そして、食べ物は
辛味、苦味、渋味のある食物を摂ること。
不思議なことに、春には山菜や木の芽など、苦味、渋味のある食べ物がたくさん!
旬のものがおいしく身体にいいのにはこういった理由があるのにも驚きです。
さて、やっと写真の説明ができます。
春を感じる菜の花と新ジャガ、豚肉のロースト♡
菜の花のほろ苦さ、新ジャガの皮の渋さに生命のパワーを感じますね。
(作り方)
1、洗った新ジャガを少量の水で蒸し煮にする(焦げ付きそうな時は水を加えながら)
2、豚肉を軽く焼く
3、豚肉から落ちた油を軽く拭いたフライパンで、水洗いした菜の花をあまり水気を取らずに焼き付ける
4、全体に塩をふり軽く和える
だけ!
仕上げにカパを下げるスパイス、黒こしょうをかけて、今夜のおかずにいかがですか?
*アーユルヴェーダから生まれたコスメティクス ARYURVIST*