アーユルヴェーダの知恵
すべてのやる気が奪われてしまう頭痛。
この頭痛の悩みを抱える人がいま増加しています。
アーユルヴェーダでは、頭痛にはそれぞれタイプがあり、ケア法は真逆。
あなたの頭痛のタイプはどれですか?
自分の頭痛をしっかりと見つめてみましょう。
基本的に、頭痛は風のエネルギーが高まって起きる
体のなかに蓄積されたアーマ(未消化物)がヴァータ(風のエネルギー)を増加させて
頭痛を引き起こすケースが多いです。
緊張やストレス、不安、疲労 がますます深刻な頭痛へと導いてしまいます。
首から後頭部にかけて持続的な痛みがある人はヴァータの乱れからくる頭痛。
毎日きちんと眠れていない人、食事のタイミングがまちまちな人は慢性的な頭痛を持つ人が多いです。
まずは生活リズムを意識して整えましょう。
ヴァータ性頭痛は温め、休息することが大切
冷えが一番の大敵なので、温めることが先決です。
【風のエネルギーからくる頭痛のケア法】
・お湯に岩塩と生姜汁を入れてうがいをする
・しっかりと沸かした白湯を飲む
・無色透明のごま油で頭部、耳、足裏をマッサージする
・温かな湯船に長めに浸かる
・肩甲骨の間にホッカイロを貼る
・ニット帽で頭をしっかりと温める
・7時間の睡眠を心がけ、23時には就寝する
・毎日同じ時間に入浴、食事をする
温め、休め、そして決まったリズムで過ごす。
こんなことで? と思うかもしれませんが忙しく過ごしていると意外と難しいもの。
そしてきちんとトライすれば体も1週間でだいぶ変化します。
同じ『温めるケア』でも水のエネルギーから起こる頭痛もある
一日中ほとんど動いてない日に頭と体がやたらと重い、と感じる頭痛はカパのエネルギーの乱れからくる頭痛です。
昼寝から目覚めた時に頭痛を感じるときも、水のエネルギーから来ています。
ヴァータ性と同じく温めることが大切ですが、
ヨガや散歩など適度に運動で体内を活性化することを心がけてみてください。
真逆の頭痛対処法。火のエネルギーが引き起こす頭痛も存在
ピッタ(火のエネルギー)が増加して引きこ取る頭痛はヴァータからくる頭痛とは違う特徴があります。
顔が紅潮する、日中にかけて痛みが増加する、二日酔い。
側頭部がズキズキと脈打つように痛む拍動性や血管性頭痛。
目の奥から痛みがくる。日光の下に長時間いた。
これらの頭痛はピッタの乱れが原因です。
ピッタ性頭痛は優しく冷やすことが大切
【火のエネルギーが原因の頭痛ケア】
・冷ました白湯を飲む
・コップ1杯の牛乳、または豆乳にターメリック小さじ1/4を加えて空腹時に飲む
・コリアンダーシードを煮出したお茶を人肌の温度に冷ましてから飲む
・氷枕を肌に触れないようタオルで2重くらいに巻いてから頭部を冷やす
・ギーを点鼻する
・ココナツウォーター、またはスイカジュースを飲む
優しくヒートデトックスをして、頑張りすぎる心と体を緩める。
ピッタのエネルギーが強い人は、“頑張りすぎない”ということが苦手なので
無意識でも自分の限界に挑戦しようとしています。
自分に課す目標を少し低く設置して、できなければ明日やろう、と
のんびり思える気持ちを手に入れるよう心がけてみてください。
頭痛は日常的なトラブルですが、1日を台無しにしてしまう辛さがありますよね。
まずは自分の生活や性格を見つめて、頭痛の原因を知ることから始めてみましょう。
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