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アーユルヴェーダの美容法

アーユルヴェーダ的『快便の定義』

2022年07月13日

便秘がちな人が多い世のなか、毎日出る!というだけでちょっと自慢気分。
でもアーユルヴェーダの視点から見ると、快便と自称するには厳しいポイントをクリアしなくてはいけないのです。

あなたはお通じに自信ありますか?
対処法も含めて解説いたします。

トイレを健康のチェックポイントに

アーユルヴェーダでは、すべての病の始まりは胃腸の働きの乱れにある、と考えます。

食べたものが消化できない、心配事がある、などなどで乱れていたら、それは便に現れます。
お肌のたるみやくすみの原因も、根っこは胃腸の健康に由来するのです。
毎日の排泄物をチェックする瞬間をつけましょう。

快便とは
だからこそ、アーユルヴェーダでは快便についてはちょっとこだわりがあります。


その1 朝、決まった時間に出る

朝はデトックスの時間です。夜のうちに溜まった老廃物を、朝、体の外に排出する。
これができているかがとても大事。毎朝決まった時間に出すリズムを身につけましょう。

その2 水に浮き、カタチはバナナ状
水に浮いているのは食物繊維が足りている証拠。
またしっかりと形状をとどめていることも大切。
毎日出るからといって、軟便はピッタ(火のエネルギー)が上がっている証拠です。
ちなみに深酒をした翌日は下痢をするのもピッタが上がった結果。飲酒はピッタを高めるのです。

その3 色は濃すぎず、白すぎず
これは変わったものや刺激の強いものを食べていないか、というチェック。
黄土色〜明るめの茶色くらいをキープしたいですね。

以上の項目を満たしていない人は、何かしらトラブルがある可能性が。
生活を見直すチャンスです。

朝に白湯を飲む習慣を

朝になかなか排便がない人、ぜひ白湯を飲む習慣をつけてください。

ポットやウィーターサーバーからのお湯でも構いませんが、
できれば小鍋に5分ほど沸騰させたものを少しずつすするようにして飲んでみて。

ただの温めた水なのに、白湯はまるで排気ガスを発生させない車のように、
カラダを活性化させ、緩め、胃腸が張り切って動かせる働きがあります。
午後のコーヒーも、白湯に変えてみましょう。

白湯はアーユルヴェーダの効果をとすぐ実感できる素晴らしいアイテム。
ぜひ生活に取り入れてみてくださいね。

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