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アーユルヴェーダの知恵

アーユルヴェーダ的
春の不調の対策法

2017年03月14日

少しずつ、でも確実に春が近づいてきていますね。

春は水のエネルギー、カパが強まる季節です。

だるかったり、たくさん寝てしまったり、むくみやすかったり…さらには鼻炎・花粉症もこのカパが強くなって引き起こる現象と言われています。

カパのエネルギーを多く持つ人の特徴は
非常に愛情深く穏やかで和を大事にします。
水の国、日本には多くいるタイプです。

外見
肌が厚く、ふくよか。
背が大きい人や極端に小さい人、骨格ががっしりした人が多いです。
中肉中背でも、手が大きいタイプの人もいます。
髪は多く太く、しっとり艷やか。
目鼻立ちははっきりしていて、大きくふっくらした唇と白く整った歯。
輪郭は丸い人が多いです。

性格
マイペースで落ち着きがあり、のんびりしています。
動作や話し方もゆっくり。忍耐力があり、穏やかで寛大。愛情もとても深く、争いごとは極力避けます。新しいものよりも、いままでの安定を好みます。
記憶するのに時間がかかりますが、なかなか忘れません。

体質
体力、持久力があり、睡眠は深く長い。湿気に弱い傾向があります。
食欲は安定していて、消化が遅いため食事を抜いても大丈夫な人が多いです。
体温は低め。でも寒さにも耐えられます。

カパが上がりすぎてしまうと起こる症状は
アレルギー性鼻炎、鼻づまり、体重の増加。
気管支炎、喘息、糖尿病、うつ病 

精神面では
執着心が強くなり、こだわりすぎたり頑固になりすぎる。
やる気の低下、自己中心的

といった状態に。

カパ体質の人でなくても、この季節は水のエネルギーがぐんぐん上がってきますので、気をつけないといけません。

対策は

早起き
この時期は6時間くらいの睡眠がベスト。
それ以上は寝れば寝るほど体調がだるく、悪くなります。
朝6時には起きましょう。

ドライマッサージ
アーユルヴェーダでは絹の手袋でマッサージするのをすすめています。
乾布摩擦でも、十分効果がでます。カラダも気持ちもすっきりしますよ。

鼻うがい
カパの季節は刺激が大切。鼻の通りをすっきりとさせましょう。

激しい運動
カラダに水分や脂肪がたまりやすくなるこの時期は、ランニングやダンス、ウエイトトレーニングなど激しい運動をしましょう。

乳製品、肉類、ナッツ類、冷たいもの、甘いものは避ける
脂肪、水分をためやすくする食品はやめましょう。

スパイスを上手に使う
スパイスには、カパを鎮める力があります。
胡椒、唐辛子、コリアンダー、ニンニク、生姜など刺激のあるスパイスを使って身体を活性化していきましょう。
その他にもミント、オレガノ、クミン、ターメリックがおすすめです。

旬のものを食べる
自然は本当によくできていて、旬の野菜はその季節の不調を治してくれる働きがあります。
ウドやウルイ、春キャベツ、新玉ねぎ、セロリ、グリーンピース、菜の花…
積極的に摂っていきましょう。
またこの季節だけでなく、カパ体質の人はゴーヤや春菊などなるべく渋く苦い野菜を摂ることをおすすめします。

非加熱製造のはちみつを摂る
大切なのは、非加熱のものを、あたためずに摂ることです。
アーユルヴェーダでは、はちみつは40度以上に温めると毒素が発生すると言われています。
スパイスと混ぜて舐めたり、温めずに使用してください。
体内を軽く、巡りを良くしてくれます。

旬のものを食べ、いつもより多く運動をし、早起きをしてなるべく刺激のある毎日にしていると、自然と体調が整いますよ。

*アーユルヴェーダから生まれたコスメ ARYURVIST*