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アーユルヴェーダの毎日アーユルヴェーダの知恵

アーユルヴェーダとは、
なんでしょう

2019年05月24日


アーユルヴェーダとは、なんでしょう。

この説明を、ずっと前から何度も書いてきましたが、いま私が思っていることを伝えたいと思います。

アーユルヴェーダとは、医療です。

アーユルヴェーダとは一般的に言うと、約5千年前にインドで生まれた医療です。
現在のインドやスリランカには、国立のアーユルヴェーダの医大や病院も数多く存在し、
私たちが受けている西洋の医療と同じように治療を受けることができます。

西洋医療と大きく違う点は、アーユルヴェーダは古代から「オーダーメイド医療」を行ってきました。
その人自身の生まれ持った体質を見て、なぜ風邪をひいてしまったのか、なぜ癌になってしまったのか、から考えます。

同じ病状でもその人によって治療が違い、それは薬はもちろん食事法、日々の過ごし方まで違うアドバイスを出していきます。
熱が出たら解熱剤を処方するのが西洋医療なら、熱が出にくい体質へと戻していくのがアーユルヴェーダ。
時間はかかるけれど、“根治”を目指していくのです。

アーユルヴェーダとは、医療だけではありません。

ではなぜ医者でもない私たちがアーユルヴェーダを薦めるのでしょうか。
それは日々の生活での、セルフケアの知恵がたくさんあるから。

そんなことで体調が変わるの?それよりもいま辛いんだから、早く効く薬を出してよ。
そんな風に思う方もいるでしょう。

私だって、アーユルヴェーダに出会うまではそう思っていました。
でも、例えば便秘気味なら白湯を飲むだけで、胃が痛いならスパイスを合わせるだけで、身体はすぐに反応するのです。
事実、私にとっては下剤よりも白湯の方が効くし、胃薬よりもヒングアシュタカチュルナの方がテキメンに効果が出ます。
ヒングアシュタカチュルナ、次回ご紹介しますね。

関節が痛い時や冷えがあるときはセサミオイルでマッサージして、眠れない夜は呼吸法とアロマの力を借りる。
ほんの少し知恵を得るだけで、毎日が少しずつ、楽になっていく。
自分の内にある声に耳をすますと、世界が違って見えてくる。

そのために大切なのは、まず自分の身体の声に耳をすますこと。
自分は胃が痛くなりやすい、疲れやすい、ナーバスになりやすい・・・などなど、
自分の傾向と、いまどんな方向に傾いているのかを知っていく。

誰かのひとことで眠れない夜を過ごしたり、音楽で鳥肌を立てたり、風を浴びただけでしあわせを感じたり。
こころと身体を見つめてみると、些細なことでもくるくると変わっていく様子にきっと驚くでしょう。

アーユルヴェーダの言葉に、「あなたを一番知っているのはどんな名医でもない。あなた自身です」
というものがあります。
この謙虚さと真摯な姿勢で、数千年もの時を超えて、現在の私たちにも寄り添い、
生きたアドバイスをくれるアーユルヴェーダ。

ほんの少しのケアを重ねていくと、自分のことがもっと愛しくなり、
そして不思議と他人のことも、なんだか少しずつ理解が深まっていく気がします。

(あ、あの人またイライラしてるな、そういう体質なんだな)と思えることで、
気持ちにゆとりができ、翻弄されることが少なくなっていく。

なにが良い、ということではなく、みんな違う、ということを受け入れること。
そして世界で誰とも違う自分を、毎日少しずつケアしていくこと。

ARYURVISTは、そんな小さな気づきを、使うたびに実感してほしい。
素晴らしいアーユルヴェーダの知恵を、もっと気軽に、自由に毎日へ取り入れられるよう、
使いやすさと心地よさにもこだわったアイテムを、これからもお届けしていきます。

アーユルヴェーダから生まれたコスメティクス✴︎ ARYURVIST