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アーユルヴェーダの毎日アーユルヴェーダの知恵

酔い方でみる、その人の体質とは?

2022年12月21日

「人はそれぞれみんな体質が違う」と考えるアーユルヴェーダ。
性格も体質の一部と考えるため、お酒の酔い方にもその人が持つ体の特徴が出てきます。

怒りっぽい?泣上戸?体質が分かればこちらの気持ちも楽になる。
さらに、おすすめのお酒もご紹介。

急に泣き出す人はヴァータが強い

さっきまで笑っていたはずなのに、いきなりメソメソと泣き出す人、いますよね。
「あの人に嫌われているに違いない」「こんな私がうまくいくはずがない」など、
話をよく聞けばあまり根拠のない不安に襲われていることが多いのです。
そんな人はヴァータ(風のエネルギー)が強い人が多いです。

まさに風のように、気分が変わりやすく、急に繊細さを発揮。
放っておけばケロッと機嫌を直していることが多いので、話は半分に聞いておきましょう。
調子がいいときは頭の回転が速く、どんな人ともすぐに仲良くなれて話の引き出しが多いのでとても楽しいですよ。
そんなヴァータの人は日本酒や甘口のワインがおすすめ。

怒りっぽい人、顔が赤くなる人はピッタが強い

お酒を飲むと赤くなったり、急に怒り出す人はピッタ(火のエネルギー)が高い人が多いです。
「だからお前はダメなんだ!」と上から目線の説教をかましてくる人はメラメラとまさに胸に炎が燃え盛っている状態。
またプライドが高いのでちょっとからかわれると、倍返ししたがる傾向も。
情熱的で野心家が多いので、向上心があるために怒りやすいのです。
すごいですね、と褒めておけば機嫌が良くなりますがいつまでもしつこく責めてくる場合は
「あなたにそこまで言われる筋合いはないです!」などと短く強めに、理論的に反論して。
意外と打たれ弱いので、静かになることが多いです。

調子がいいときはうまく全体を仕切ってくれたり、幹事を引き受けてくれたりととても頼りになるのがピッタタイプ。
おすすめのお酒は冷たく苦味のあるビール。
でもお酒はどんなものでも、そもそもピッタを高めるもの。
さらに激昂してくるタイプにはお酒を控えめにしてもらったほうがいいかもしれません。

寝てしまう人、同じ話を繰り返す人はカパが強い


気がつくと隅でうつらうつら、船を漕いでいる人。そんな人はカパ(水のエネルギー)が高い人が多いです。
マイペースでおっとり系、でも一度嫌いになるととことん嫌い。水のように穏やかなあまりに、酔うと眠くなってしまうのです。
また同じ話を何度も繰り返すタイプもカパタイプに多くいます。言ったことを忘れてるんだな、とやさしく流しておきましょう。
調子がいいと場を和ませて、穏やかな空気を運んでくれる気遣いさんがカパタイプ。
おすすめのお酒はシードルや辛口の白ワイン、甘みのないジンジャーレモンサワーなど、スキッと刺激のあるものを選びましょう。

お酒は楽しく、が基本ですが、酔ってしまうのは当然のこと。
その人の酔い方で体質が分かったら、付き合いも楽になりますよ。
そしてもちろん、お酒の量はほどほどに。飲んでいる最中、そして飲み終わったらお水を飲んで血中アルコールを薄めてくださいね。