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アーユルヴェーダ的 秋の過ごし方

2017年10月02日


アーユルヴェーダ的 秋の過ごし方

私たちのカラダのなかにあるヴァータ、ピッタ、カパの3つのドーシャ(生命エネルギー)は、移ろいゆく季節にもあるのをご存知でしょうか。
体質別のドーシャについてはこちら
自然とともに、自然に生きることを大切にするアーユルヴェーダの、秋の過ごし方をご紹介します。

夏に溜め込んだ熱を、しっかりとデトックス

秋は、夏にメラメラと燃え盛っていたピッタ(火のエネルギー)が蓄積され、いちばん高まる季節。

夏にピッタが上がるとされていますが、まだ湿気で抑えられていたのが、空気が乾燥することによって急激に高まるシーズンです。

突然肌に湿疹ができたり、火照りを感じたり、なんだかイライラしたり。
そして消化力は徐々に高まって来るのです。

日本の言い習わしは非常に良くできていて、秋は「食欲の秋」や「読書の秋」と言われます。

まさしくピッタには、消化力や知性を司るチカラがあります。
ピッタ体質の人は食いしん坊で知的な人が多いのです。
秋はこのピッタのパワーで、誰でも食欲がわき、知識を吸収したくなるもの。
おおいに食べて、冬に備えましょう。

ただ、非常にバランスを崩しやすくなる季節なので、しっかりと熱を吐き出すことが大切です。

そんな秋のおすすめの過ごし方は

■ 月光浴をする
 月の光にはクールダウンしてくれるパワーがあります。その光によって大地に水を戻し、潤す力を持っている、とアーユルヴェーダでは考えます。
厚手のニットを着て、今夜は月光浴をしながらお散歩なんてどうでしょう。

■ ぬるめのお風呂に浸かる
熱々のお風呂ではなく、ちょっとぬるめのお風呂に長く使ってみましょう。
バタバタと散らかっていたこころがひとつにまとまり、カラダの力が抜けていくのを感じましょう。

■ ホットミルクを飲む
ミルクにギーを落とすのもおすすめ。ターメリックパウダーを少し加えて、ゴールデンミルクにしても。ギーには乱れがちなドーシャを鎮めてくれる働きがあるのです。このあとのレシピでしっかり活用法をおぼえましょう。

■ 旬のものを食べる
自然な甘いものは、ピッタを下げる力があります。
この季節に旬を迎えるさつまいも、かぼちゃ、栗、新米などは甘みがたっぷり。本当に自然はよくできていますね。

*アーユルヴェーダから生まれたコスメ ARYURVIST*